機能性表示食品は何に対する届出が多いのか — 6,425件を悩み別に集計
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機能性表示食品は、どんな悩みに向けたものが多いのでしょうか。消費者庁の届出データから、現在有効な6,425件を悩み別に集計しました(2026年9月時点)。
最も多いのは「体脂肪」、次いで「疲労感」
| 悩み・機能のカテゴリ | 届出数 | 割合 | |---|---|---| | 体脂肪・BMI | 1,173 | 18.3% | | 疲労感 | 1,016 | 15.8% | | ストレス・気分 | 879 | 13.7% | | 中性脂肪・コレステロール | 872 | 13.6% | | お腹の調子・便通 | 822 | 12.8% | | 肌 | 821 | 12.8% | | 血糖値 | 787 | 12.2% | | 睡眠 | 777 | 12.1% | | 血圧 | 606 | 9.4% | | 記憶・認知 | 583 | 9.1% | | 目 | 498 | 7.8% | | 関節・運動 | 466 | 7.3% | | 骨 | 212 | 3.3% | | 免疫 | 182 | 2.8% | | 尿酸値 | 98 | 1.5% |
体脂肪・BMI が最多で、全体の2割近くを占めます。ダイエット関連の市場の大きさがそのまま表れた形です。
意外なのは疲労感が2位(1,016件)であることです。「疲れ」は多くの人が抱える悩みで、それだけ商品も多く出ていることがわかります。
39%は「2つ以上」を届け出ている
上の表の合計は9,792件で、母数の6,425件を大きく上回ります。これは1つの届出が複数のカテゴリにまたがるためです。実際、有効な届出の39%が2つ以上に該当していました。
たとえば「体脂肪」と「血糖値」の両方のカテゴリにまたがる届出をしている商品があります。商品を選ぶときは、自分が気にしている機能がどれなのかを見極める必要があります。
少ない領域もある
一方で、尿酸値(98件)、免疫(182件)、骨(212件)は数が限られます。商品が少ない領域では選択肢も限られるため、届出表示の内容をよく確認して選ぶことになります。
収録している保健機能食品を成分・目的から探す届出数は「効果の大きさ」とは関係ない
数が多い領域は、それだけ市場が大きく参入も多いということです。届出が多いこと自体は、効果が高いことを意味しません。
機能性表示食品は、事業者の責任で科学的根拠を消費者庁に届け出る制度です。特定保健用食品(特保)と異なり、製品ごとの個別審査はありません。届出があること自体は、効果が国に認められたことを意味しません。
まずは土台の栄養バランスから
特定の機能に注目する前に、土台になるのは日々の食事の栄養バランスです。いま自分に足りていない栄養を知ることから始めると、選択の判断がしやすくなります。
自分の栄養バランスを、公的データと比べて確認する出典: 消費者庁「機能性表示食品の届出情報検索」(2026年9月時点に取得した全届出データを集計)。撤回済みを除く有効な6,425件について、「表示しようとする機能性」に含まれる語でカテゴリを判定(例: 睡眠=睡眠・眠り・寝つき・起床時・熟眠のいずれかを含む)。1件が複数カテゴリに該当する場合は各カテゴリで計上しているため、合計は母数を上回ります。
よくある質問
- 機能性表示食品で一番多いのはどんな届出ですか?
- 体脂肪・BMIに関する届出が1,173件(18.3%)で最多です。次いで疲労感1,016件、ストレス・気分879件、中性脂肪・コレステロール872件と続きます(現在有効な6,425件を対象に集計)。
- 1つの商品で複数のことを届け出られますか?
- できます。実際に有効な届出の39%は、2つ以上のカテゴリにまたがる内容を届け出ています。たとえば「体脂肪」と「血糖値」の両方のカテゴリにまたがる届出をしている商品があります。
- 届出が多い=効果が高いということですか?
- いいえ。届出数はその領域に商品が多いことを示すだけで、効果の大きさとは関係ありません。機能性表示食品は事業者の責任で届け出る制度で、製品ごとの国の審査はありません。
本記事の栄養数値は「日本人の食事摂取基準(2025年版)」に準拠しています。